SIDE ONE ~ラノベの感想を日々書き連ねる~

ラノベの感想を日々書き連ねるブログ

デザイア・オーダー ―生存率1%の戦場―

[著者:波摘/イラスト:れい亜/LINE文庫エッジ]★★

『機械生物』
 根本的な問題としては正体が全く不明な所か。何処から発生したのか? 何故、世界各国の都市を占領して人類と敵対するのか? その辺りを解明出来れば、奪還の為の攻略も進みそうな気もするけれど。現状その手掛かりは少ない。

容赦無し
 タイトルの『生存率1%』でも示されているけれど、もっとずっと想像以上にあっさりと犠牲が積み重なってしまう……なかなかにきつい。まあ「全員無事に」とは甘い考えで、それは何となく現場の雰囲気で察せられていたけれども。

犠牲を乗り越えて陽一が為すべき事は?
 全く無事ではないけど作戦完了。慕っていた存在達との事も一応心の中で整理はついて、味方の前線基地からも機械都市に増援を送り込めた。割とやるべき事はやれたのか? 今度は陽一が機械生物の謎に迫るような展開も見てみたいかな。

孤島の学園迷宮

[著者:三嶋与夢/イラスト:せんむ/LINE文庫エッジ]★★★

学園×ダンジョン攻略
 “気付いたら知らぬ間にここに居ました”系。当然の如く謎も多く伏線もてんこもり。ただ、分からないのは現状気にしなくていい、でも最低限知りたい事は充分に把握出来る。この描き方のバランスが絶妙でした。興味がぐいぐい先へ引っ張られる感覚。

春休みの準備段階
 『孤島の学園』スタート時の設定。異世界の現実にようにも見えるし、ゲーム内の仮想現実にようにも見える。本当の所はまだ分からない。生き抜く為に、元の世界に戻る為に、今何をすべきか。まだ始まったばかり。手探りで経験を積んで行く。

鳴瀬悠人の真価
 彼自身、そして守るべき人が窮地に陥った時にこそ、誰よりも力強く困難に立ち向かえる。委員長になった事で、クラス内に生じた不和は心配の種ですが、そこもまた悠人がどのように対処してみせるのか、楽しみで興味深い所なのかな。

真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました6

[著者:ざっぽん/イラスト:やすも/角川スニーカー文庫]★★

そう易々とスローライフは送らせないぞ
 と、誰かにレッドが言われているような、スローライフを満喫出来ない運命を背負わされているような。基本的に平穏平和で緩い雰囲気な筈の辺境のゾルタンに、ヴェロニア王国(おそらく大国)のお家騒動が舞い込んで来るんだから。

率先して手を出さない
 レッドにとって過去の忌まわしい因縁は大体全部片が付いている。なので、これからの事は表に立つルーティの後方支援と言うか、なるべく目立たず見守る立場で構える。リットといちゃいちゃスローライフを平穏に送る為なのか。

ヴェロニア王国問題、解決せず
 次巻へ持ち越し。戦力に関してはなんら不安は無いけれど、下手に突くと火種が一気に燃え広がる繊細さを孕んだ問題なので、果たして誰がどう動いてどんな解決に向かうのか? 過去を知り深く関わるリリンララの行動が大きな鍵となるのか。

既刊感想:

日常ではさえないただのおっさん、本当は地上最強の戦神5

[著者:相野仁/イラスト:桑島黎音/角川スニーカー文庫]★★

日常のさえないただのおっさん姿が見たいんだ
 八神輝として不穏な動きを追っている為、日常の仮の姿は結構ご無沙汰な気がする。もうね、八神輝のバルは戦う前から完全勝利が確定してるんで「あ、はい」程度にしか心躍らないんだよ。たまにはおっさんスタイルな刺激や新鮮味も欲しい。

帝国に忍び寄る
 とは言え、帝国へ向けられているらしい得体の知れない不穏な空気は放っておけない。これが片付かない内は、バルもゆっくり日常生活を楽しめなさそう。まあたとえ誰が相手でも、結局八神輝が本気出せば敵にはならないだろうけど。

『闇の手』
 未だに謎の組織。魔界と手を組んでるのか分からないけど、帝国に手を出す意図もハッキリしない。今回の『紫眼導師』と同様に、八神輝の事を甘く見てるでしょ? この人達に手出しちゃダメだよ。敵対心を向けた瞬間に終わるんだから。

既刊感想:

落第賢者の学院無双2 ~二度転生した最強賢者、400年後の世界を魔剣で無双~

[著者:白石新/イラスト:魚デニム/角川スニーカー文庫]★

エフタルの目的
 転生した400年後の魔導衰退の原因について詳しく研究して調べる事、じゃなかたっけ? いや、過去からの因縁とか魔導衰退の経緯とか、そう言う前巻からの引き継ぎが今回ほとんど見られず、繋がりも感じられなくて戸惑ってしまいました。

前巻の話って何だった?
 今回だけの話として見たら、一応『雷神皇』エフタルとしての400年前からの因縁とか、あるにはありましたが。メインも今回から急に参入したマリアの事ばかりで、続きとしての展開が見えなくてやっぱり何かこうしっくり来ない。

魔導衰退とか魔導研究とか
 今後はそっちの方にエフタルが絡む展開を見たい所だけど。要は400年前と比較した現在を見定める、みたいな方向へ。序盤で『雷神皇祭』なんて話も出てたので、次はそこに参加でエフタルが無双する事になるんだろうか。

既刊感想:

義姉たちが全員重度のブラコンだった

[著者:藤宮カズキ/イラスト:れいなま/角川スニーカー文庫]★★

好感度100%から始まる義姉弟生活
 警戒とか敬遠とか人見知りとか、一切無しで距離をゼロに詰める。いくらブラコンの気はあっても、3姉妹全員が突然出来た義弟に対してその態度って……どうなの? 春斗はされるがままで役得だろうけど。

含みのある発言
 何かすんなり受け入れ難い違和感、不自然さ、みたいなのがあったのだけど、もしかしたら過去の春斗と面識あるのかなあ? ちょっと引っ掛かる物言いしてたので。ただ、今の所そこにどんな意味があるのかは分かっていない。

ブラコン義姉達とアニメーション制作
 春斗が目指している『部活でアニメ制作』が、果たしてどこまで物語に絡んで来るのか。憧れだけが先行して、漠然とした見通しのまま進んでいる気もする。ラブコメの雰囲気優勢のままか、それともアニメ制作で真剣味を帯びて来るのかどうか。

クラスで一番の彼女、実はボッチの俺の彼女です

[著者:七星蛍/イラスト:万冬しま/角川スニーカー文庫]★★

警戒心が薄そうな割には
 よく周囲にバレないなあ。特に琴音の方は、学年トップ成績と高校生モデルってだけでも目を引く存在だと思うのだけど……抜け出しても気付かれないってのは、余程目撃されないような立ち回りが巧いのか。

まさかこいつと付き合っているとは誰も想像出来ない
 その“まさか”が相当な“まさか”だから。有り得ない、と思われている事だから。認識され難い? 何かそれもまた誠司の立場からすると悲し過ぎるんだけど、バレたくない身には好都合なのかも知れない。

隠し続けて行けるかどうか
 秘密な割に周囲バレの危機感とか緊張感のドキドキが薄めなので、何時バレても別に構わないと言うか、案外バレてしまうのも時間の問題のような気もするけれど……どうなるだろう。周囲の“まさか有り得ない”の認識が持続すれば良いけどね。

ヤンキーやめろ。メイドにしてやる

[著者:秀章/イラスト:紅林のえ/講談社ラノベ文庫]★★

人は見掛けだけで判断出来ない
 とは言え、最初の判断材料をつい見た目の印象に頼ってしまうのも仕方の無い所だと思う。だって実際ハナの外見や素行を見て、「絶対メイド適正無いだろ」ってなったし。それだけ太一郎の“人を見る目”が秀でていたと言う事なのかな。

お嬢様の判断
 試用期間のハナのダメっぷりを見てたら、麻白だったら即座に首切る筈と思ったんだけど。全幅の信頼を寄せる太一郎が見込んだ存在だからなのか、あるいは麻白もハナに対して思う所があったから即断はしなかったのかも知れない。

女友達のような
 麻白に足りてないのは、多分そう言う関係になれる相手だと思う。ハナとは主従関係だし、性格は反発し合ってるし、太一郎を巡って火花を散らし合ってるけど。太一郎とはまた別の役割として、気兼ねなく本音を言い合える関係を築けて行けたら良いですね。

<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラム- 12.アイのカタチ

[著者:海道左近/イラスト:タイキ/HJ文庫]★★

実験・検証・革新・発展
 管理AIの行動って、この辺りが軸になっているのかなあ。あえて騒動を起こして結果を受けて次に進む……みたいな? やっぱり一枚岩ではないっぽいので、それぞれに異なる思惑はありそうですが。

ランキング戦とレイの助演
 ここら辺の戦いは今回の本筋とは少し横にあって。まあレイの方は抑止すべき相手でしたが、ランキング戦の方はお祭りの前座的な、場を温める的な役割だったのかな? それとも何か伏線仕込まれていた? 

愛し合う
 最初の文通で「噛み合ってねえなあ」って苦笑いしてたら、実はしっかり“通じ合っていた”というね。後半のフィガロの行動を見ていて、決闘を求めてる風には見えなかったのも成る程納得。末永くお幸せに。

皇国と対等に渡り合う為のお膳立て
 王国の増強が目的だったような幕引き。勿論管理AIの目論みで、このタイミングで皇国からの打診があったのも計算ずくか、あるいはそれさえも掌の上で操っているのか。このまま穏便に済むとは思えない。

既刊感想:1011

エロティカル・ウィザードと12人の花嫁1

[著者:太陽ひかる/イラスト:真早/HJ文庫]★★

エロコメディではない
 『エロ魔法』がインパクトあり過ぎて、先入観抱いてしまいがちですが。主人公が魔法で不可抗力的に女の子をエロい目に合わせるとか、ラッキースケベ要素とか、そう言うのメインじゃなかったです。

勇者と魔王と転生と魔法の物語
 むしろ物語の雰囲気としては大分シリアス寄りで、魔法の起源や前世からの関りや現世への継承など、設定もよく練られていて奥深さが感じられる内容で。ただ、『エロ魔法』が、『エロ魔法』だけでイメージが覆されてしまう……。

『エロ魔法』
 まあ確かに女の子をエロい目に合わせるには違い無いんですけど。何故そんな魔法が生まれたのか? 一体誰が何の為に編み出したのか? この辺りに意味を持たせて描かれているのが興味深い所か。

魔王を倒した俺に待っていたのは、世話好きなヨメとのイチャイチャ錬金生活だった。5

[著者:かじいたかし/イラスト:ふーみ/HJ文庫]★

レンタルイザヤさん
 あえて身近な女の子達にイザヤを貸し出し、その上で自分との特別な関係に気付いてもらおう……というヨメの策略。もしくは浅知恵。イザヤもよく了承したな。そしてヨメが回りくどくてとても面倒臭い。

イザヤの“ぷちあにさんラブ”を超える為に
 それでも、捻った方法でイザヤを押し切らないと、もう直球勝負じゃ効果無くてダメって事なんだろうなあ。何を置いてもぷちあにさん優先だから。向ける熱量の本気度が違う。……なんか、割と手詰まりになって来てないだろうか?

マリーの本気
 前から想ってたのか、それともレンタルイザヤさんの件で突然火が付いたのか。しかし、マリーの告白を真っ向から受けて、それでも受け身の姿勢で応える方向に行かないとなると、イザヤの方が変わってくれないとこの先どうにもならない気がする。

既刊感想:

隣の席になった美少女が惚れさせようとからかってくるがいつの間にか返り討ちにしていた1

[著者:荒三水/イラスト:さばみぞれ/モンスター文庫]★★

もしも席替えで隣の席になったクラス一の美少女が突然親し気に声を掛けて来たら
 野郎だったら大抵心惹かれる。ごく一部で直感的に関わりたくないと思って警戒する。悠己みたいな無気力無関心って、滅多に居ないんじゃないだろうか? この時点で、既に唯李とのやり取りが面倒臭そうな予感はあった。

隣の席キラー
 唯李にそう言ったイメージが強く定着してしまっていて、全然その気も無いのに噂を払拭出来ないのが辛い所。ほとんど悠己との掛け合い描写のみに徹底してしていたので、周囲からどう思われていたのかは把握し切れなかったけれど。

兄妹
 悠己の妹の瑞奈について。精神面で妙に胸騒ぎのする危うさがあって、何か良くない事が起こるのでは……と物凄く不安でした。終盤で胸の内に抱えていた事をお兄ちゃんにぶちまけてくれたので、少しだけ安心出来たかな。

隣のキミであたまがいっぱい。

[著者:城崎/イラスト:みわべさくら/MF文庫J]★★

何故、北斗だったのか?
 これは多分、聞いた所で分からない、深く追究しない、「だってそういうものだから」で済まされる系。そっちを追うよりも、北斗と那緒がそれを切っ掛けに、心を読まれて読んで接近してのいちゃいちゃを堪能する方がメインっぽい模様。

秘密ではないので息苦しくない(生き苦しくない)
 そもそも積極的に二人に絡む人も居なかったけれど。北斗の友人の幹典も、邪魔しない干渉しないって立ち位置だったし。なので、敬遠されている割には、見ていて案外気持ちがざわつかなかったかも。穏やかに“二人だけの世界”を眺められていられました。

何処まで超接近な付き合いが続くのか
 全然終わりが見えないので、一生このままなんじゃないのかなあ……とか思ったりも。北斗の那緒への曖昧な感情が明確になった時点で、幕引きになるのかどうか。それとも、那緒の能力が解消されるとかの可能性もあるんだろうか?

失格世界の没落英雄

[著者:北山結莉/イラスト:nana/MF文庫J]★★★

世界の『謎』
 『異世界の現実』か『ゲームの中の非現実』か。微かな前世の記憶、個々のステータス情報、などを見る限りは現状どちらとも言えない。もしかしたら、両方が混ざっている可能性もあるのかも。

世界に生きる『登場人物』達の謎
 NPCって言語、細部のステータス設定、“運営側の介入”みたいな雰囲気とか、人格の入れ替えに人造人間の創造など。いかにもゲームっぽい印象なんだけど。そんな単純ではない複雑な要素が絡んでいそう。

掴みは充分
 まだプロローグ段階とあとがきで触れられていた通り、盛り上がって行くのはこれから。当然謎は山盛りながらも、シオン視点での状況や言動、感情の起伏などを丁寧に描いてくれていたお陰か、取っ付き易く物語にも入り込み易かったです。