リベリオ・マキナ ―《白檀式》水無月の再起動― (電撃文庫)
- 作者: ミサキナギ,れい亜
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2019/02/09
- メディア: 文庫
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第25回電撃小説大賞『銀賞』受賞作。 世間一般の常識として、『白檀式』は忌まわしい 災厄の象徴であり、それらオートマタシリーズを開 発した白檀春海は諸悪の根源として認識されてしま っている。カノンがどれだけの頑張りや努力を積み 重ね、白檀式の波動歯車を用いたオートマタが安全 かつ有用であると訴えかけたとしても、残念ながら 奥深くまで染み付いてしまった常識は到底覆りそう にないんじゃないかなあ、と言った感じですよね。 この一件を経て、水無月は自分が“不適合”と言 われた事の意味、そう告げた言葉に込められた晴海 の真意、そしてかつての悲劇・白檀式暴走事故の真 相を知ります。命懸けで手にした真実が、果たして 前を見据えて進むカノンの助力となるのかどうか。