[著者：わかつきひかる／イラスト：高階＠聖人／ＨＪ文庫］
Akumaで少女（嵐を呼ぶ転校生）
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わかつきひかる ホビージャパン 2007年12月
シリーズ第２巻。“男の感覚を忘れないように”女子と触れ合う、って物は言いようだなおい。
これってさ〜、単に僚が女子のあんな姿やこんな姿を舐め回すように観賞したいっ！ って欲望から再度性転換したゆり絵の身体を利用してるだけじゃないか？ 気持ちはよく分かる、分かるが……なんか今回の僚ってゆり絵（僚の姿の）をほったらかしにし過ぎてるような。
ゆり絵の姿になってるの忘れまくってかつて親友だった転校生・勇作の事ばかり気に掛けてるし（男にアレやナニされるの嫌がってる癖に）、レズビアンな沙希に迫られオロオロしてる割に身体は悦びを感じてたりとか。上記で触れた変態的行為も含めて、妙に僚の迂闊さや頭の悪さやお馬鹿さ加減が鼻についてしょうがなかったなぁ。
ゆり絵もゆり絵で自分の身体が美形転校生と乳繰り合ってるってのに、クマ野郎を追っ掛けてる場合じゃないだろ〜。どうも今回は皆の視線が見当違いの方向ばかりに向いていて、全然絡み合っておらず、全然噛み合ってない。そんな印象。だから転校生はちっとも嵐を呼でいるようには見えなかったし、エロシチュエーションもネタ切れなのかどうか不発気味に感じられたし。次があれば僚とゆり絵の視線をもっと絡めて欲しいなぁ……。
既刊感想：ＡＫＵＭＡで少女
