[著者:井上堅二/イラスト:葉賀ユイ/ファミ通文庫]★★
惜しいっ! ギャルソンスタイルな秀吉も素敵なんだが、俺の要望はそうじゃねぇ! そこはウェイトレス姿で飾って欲しかったんだよ! ……まあ表紙の事だけど(どっかで掛け替えカバーとか作ってくんないかな)。
今回は短編集。明久のおバカさ加減を本編以上に盛り込みつつ、本編の補足事項を色々と。2巻と3巻を読んだ時に、「あれ? 前にそんな事あったっけ?」ってのを度々感じてたんだけど、この短編集で大体掴む事が出来たかなと。葉月と瑞希とぬいぐるみの件、明久が以前ラブレター貰って殺されかけた件、美波のイメージカラーが緑な件、美波と美春の関係の件、合宿の風呂が秀吉のみ個別だった件、などなど。
「そーゆー事情があったのかー」と苦笑&ニヤニヤで楽しめた。あぁ、あと雄二は誕生日がそのまま結婚記念日になりそうだな(18になったと同時に翔子に拉致られるの確定してるから)。
本編の穴埋めを堪能した所で、明久母が名前出してた『玲』なる人物が気になる存在。もし不足分を補うとすれば明久達より少し年上程度のキャラがあまり居ないので、兄か姉? だろうか。なんにせよ次が待ち遠しい。
既刊感想:1、2、3