[著者:いとうのぶき/イラスト:佐嶋真実/角川スニーカー文庫]★
才と法地、それぞれの足場固め。その中での間接的な対決。結果は才の圧勝。ただ、僅かに焦らせただけでも法地は一矢報いたと言えるのかな(直接対面してないので、彼がその事を知る術は無かったのだけど)。
ひとつ、何となく掴めたのは、デビルズ・ダイスの力を失う=予測を頼れなくなった時の才は非常に脆い……かも知れないと言う事。法地のカンによって焦らされた時、一瞬底の浅い何とも格好悪い“素顔”が垣間見えたので。あとは今後どれだけ法地の閃きが才(の操るデビルズ・ダイス)の上を行けるかどうか。この展開だとどうしても法地寄りになってしまうけど気にしない。逆襲に期待だ。ただ、間違っても『アナザーダイス』を手に入れて才と対抗、って形にはなって欲しくないかなと。
……しかし……ああ、彩お姉さんが……前巻ラスト付近では曖昧で思わせ振りな表現だったから希望を捨てずにいたのに……これが凄いショックだったよ……。
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