葉桜が来た夏

[著者:夏海公司/イラスト:森井しづきアスキー・メディアワークス 電撃文庫]★

 第14回電撃小説大賞『選考委員奨励賞』受賞作。
 ボーイミーツガールと異文化コミュニケーション。ツ
ンデレ……とは若干違うような気もしたけど、どっちも
ツンツンだと衝突具合が基本的にスッキリサッパリで見
ていて気持ちいいね! どっちかって言うと、気は強く
ても規則正しく優等生な葉桜よりも、誤った考えだと理
解していながら過去を引き摺ってばかりの不貞腐れで捻
くれ者な学萌え。悪ぶっていても根は純粋でくそ真面目
っぽい感じなので「弄り甲斐のある奴かも?」とか。
 物語の方は、一部の結末が凄く残念に思った。と言う
のも、多分私がとあるキャラクター(一応伏せとく)を
非常に気に入ってしまっていたから。過去に学に対して
した事を考えれば、仕方ない処置なのだろうけど、最後
に学は赦すという選択を示してくれたから、何かね、ど
うにかして“救い”を与えてくれてたらなぁと……。
 続くかどうかは分からないけど続編希望。だって、肝
心のアポストリについてはあまり詳細まで触れてくれな
かったからね。もっと深入りして色々見せて欲しい。