SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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魔女ルミカの赤い糸3 錆びついた時計台

[著者:田口一/イラスト:カズオキ/メディアファクトリー MF文庫J]★

魔女ルミカの赤い糸3 (MF文庫J)

魔女ルミカの赤い糸3 (MF文庫J)

 3巻目で更に研ぎ澄まされたエロスがレベルアップし
ている脅威の“ぺろなめ小説”(勝手に命名)。とうと
う琴也は誘拐されてた菜々実を除いてオールコンプリー
トでぺろぺろなめなめ、力を分け与えるという名目で女
の子同士ちゅっちゅしまくりのされまくりの。果ては吐
瀉物ぶっ掛けつつとか……どんな変態プレイだよ!
 描写がいちいち意図的に狙い定めてやってるもんで、
結局魔女化させるという名目でぺろなめやってるとこば
かりに意識が行っちゃうんだよなぁ。んで、それは書き
手側の「してやったり」な狙い通りなんだろうなぁ。
 ただ、今回は「ぺろなめもあるけど、それだけじゃ終
わらせないよ」なアピールが為されていて、ちょっと違
った楽しみ方が出来たかなと。主に魔女化についての詳
細とか。これまで語られてなかった結構興味深い事実で、
アリシアの説明聞いて「へぇ〜」ってな感じだった。
 あれこれ見えて来た所で物語はそろそろ佳境? 留美
華と魔女化と『魔女の王』。未だ真意が読めないメルリ
スと従順な人形のメルリッサ。軸はこの辺りか。

既刊感想: