[著者:あざの耕平/イラスト:村崎久都/富士見書房 富士見ファンタジア文庫]★★

Dクラッカーズ・ショート〈2〉過日―roots (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: あざの耕平,村崎久都
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2007/10
- メディア: 文庫
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短編集2巻目。表題通り、登場人物達の根元(ルーツ) を探るエピソード中心。なので殆ど過去に遡るエピソー ドで固められているのが主な特徴。茜、景と水原、景と 甲斐、景と梓、執行細胞の3人、千絵……手応えは富士 ミス版の時と遜色なく、シリーズを追っていれば胸に響 くものばかりで。まあ思いの丈は前に目一杯感想でぶち まけたので、改めて詳細まで触れなくてもいいかな。 てなわけで、前の時には収録されてなかった『夏祭』 の事でも少し。第一に「幼馴染みな関係ってやっぱいい ね!」で、第二に「これはまさしく極上のファンサービ スな一品!」だった。元々景と梓の幼少時代エピソード が好きだから(今みたく色々殺伐と擦り切れてないから 新鮮に感じるのか?)ってのも気に入った理由のひとつ なんだけど、もうひとつは「すげぇ! これって主要キ ャラ総出演じゃねぇのか?」ってな事が作中にあったり したので。ちょこっとずつだけどね。現在とは全く違う 立場での擦れ違いが見れた事。妙に嬉しかったなぁ。 既刊感想:『Dクラッカーズ』感想一覧