[著者:鈴木大輔/イラスト:高苗京鈴/富士見ファンタジア文庫]★
おあいにくさま二ノ宮くん(4)
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鈴木大輔 富士見書房 2007年11月
珍しく涼子と美樹彦が目立つポジションに置かれていたのでちょっと新鮮気分。と、思ってたら最後の最後で麗華に全部持って行かれちまった! 元々麗華は短編集では出番が少なくて割を食ってるってのに、たったこれだけのエピソードで存在感を最大限にアピール出来てしまう貴女はすげーよ。まあネタキャラ扱いなので屈辱感に塗れてるんだろうけど、他者を圧倒するインパクトで総合的には一人勝ちだったと思うよ。
あとは上記の通り、涼子と美樹彦の出番が割と多かった今回。峻護と真由は当然の如く弄られまくり。ただ、傍若無人なこの二人が引っ掻き回してくれたお陰か、良くも悪くも峻護と真由の特徴がいつもより際立っていた……様な気がする。良き引き立て役って事なのかねぇ。またちょくちょく掻き回して欲しいかも。