バカとテストと召喚獣4

[著者:井上堅二/イラスト:葉賀ユイエンターブレイン ファミ通文庫]★

バカとテストと召喚獣4 (ファミ通文庫)

バカとテストと召喚獣4 (ファミ通文庫)

 明久が学力的にもバカな上に、恋愛的にもバカだと
いう事だけはよーく分かった。超がつくほど鈍感な癖
に、気付いて意識したら超がつくほど奥手で消極的だ
もんなぁ。なんか見てて美波が気の毒だったよ。それ
でも好きになっちまった方の負けってとこか。せめて
ラストの美春に向けたこっ恥ずかしい台詞くらい、本
人の前で告げてやれよ! と言いたくなった(まあ影
で聞いてた美波の耳にはしっかり届いていたけど)。
 試獣召喚戦争がメインになると、ゲーム性は高まる
がキャラクターの強烈な個性は沈む。で、どちらかと
言えば、断然キャラクターの個性強調を希望してるん
だけど、今回は希望とは逆のパターンだったかなと。
 美波と瑞希の明久への気持ちが、もっと複雑に絡ま
って試召戦争に深く食い込んで来ると予想してたんだ
がなぁ。D組と開戦してからはその辺りが沈静化しち
ゃって残念。ただ、最後の最後で美波に明久の本心が
届いてくれて良かった。何となく報われた気分。

既刊感想:3.5