[著者:秋田禎信/イラスト:草河遊也/富士見書房 富士見ファンタジア文庫]★

我が呼び声に応えよ獣―魔術士オーフェンはぐれ旅 (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 秋田禎信,草河遊也
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 1994/05
- メディア: 文庫
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懐かしの魔術士オーフェン。アザリーとの因縁、牙 の塔との確執、ボルカン&ドーチンとの腐れ縁、マジ クとの師弟の縁、クリーオウとの出逢い、オーフェン がこれから繋いでゆく幾つかの縁。その始まり。 ここだけの事件を眺めてみると、牙の塔の実力者で あるチャイルドマンはあんなで、『天魔の魔女』こと アザリーも最後はこんなで、割と後腐れなく。もしか したら最初はこれ1冊で終わっても構わないって気持 ちで描かれていたのかなぁと。何となくだけど(でも アザリーって確か後々再登場するんだっけ?)。 逆にクリーオウやマジクとの当てのない旅立ちで締 めている辺りは、「続きを描きたい!」って気持ちの 表れなのかも? そういやこの時のオーフェンって、 アザリーとの因縁には一応決着つけてるわけだから、 目的らしい目的は無さそうだよねぇ。手の掛かる二人 を連れ立って、オーフェンは何処へ向かうのか。