[著者：小太刀右京／イラスト：江端里沙・高橋裕一・門之園恵美・青木ハヤト／角川スニーカー文庫］★★
同名アニメのノベライズ２巻目。この辺からアニメは未視聴なんで、比較しながら読む事は出来なかったなぁ。どの辺りに相違点があるのか見極められなかったのがちと残念。勿体無い事をしたかも知れない。
まあアニメの方は小説の続きを読む前に観ておく事にして。今回はアルトとランカとシェリルの三角関係が過熱、でも三者がお互い激しく感情をぶつけ合うまでには至らない、ってな感触。それぞれの性格を考えると、そんなに感情剥き出しで衝突する事もなさそうだけど、目に見えてのランカの躍進とシェリルの衰退が、果たしてアルトの気持ちやバジュラとの戦いにどう影響を及ぼすか？ 今後の展開で特に楽しみな所。
あとはやっぱり歌舞伎役者としてのアルトの複雑な感情や葛藤を描いている部分。ここはアニメと一線を画した小説版ならではの“旨味”ではないかなと。
既刊感想：１
マクロスフロンティア（vol.2）
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小太刀右京 角川書店 2008年10月
