SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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ぴにおん!

[著者:樋口司/イラスト:タカハル/MF文庫J]★★

 第4回MF文庫Jライトノベル新人賞『佳作』受賞作。

 事ある毎に嘘ばっか吐いて妄想しまくった結果がこれだよ! 初っ端から“超能力”で掴みを入れた筈なのに、終わり頃には最早「んなもんどーでもいいわ!」となってた自分の心境に吃驚仰天。

 超能力の真偽も、二葉達が口にした与四郎に近付く理由――超能力同士が結婚するとどうこうの真偽も、ぶっちゃけ読んでいる内にどっちだって良くなってた。ただ、与四郎に対しての「お前は結局何がやりたいんだよ?」って疑問については、最後にこれ以上ない位明確な返答が得られたので、それだけで満足させられたかな〜と。まあ次はもうちょっと報われたらいいけどね……多分無理っぽいよな。