[著者:一柳凪/イラスト:ヤス/ガガガ文庫]★★
いきなり探偵小説風味で、しかも探偵役が真面目なんだか不真面目なんだか、まともに言動を捉えようとするとおおよそ行き当たりばったりのデタラメにしか思えなくてかなーり面食らってしまった。
守時ミサゴ主演の滑稽な探偵劇の中に、事件真相と関連する事柄が色々散りばめられていたんだけど、それをハッキリ理解したのは全てが明かされた後で、途中の段階ではなかなか気付けなかったなぁ。
正直悠久のやろうとしてる事って未だに理解し辛い部分があるんだけど、でも巽の両親絡みの真相判明で大事な記憶は取り戻せたから、これまでよりかなり前進したな! という確かな手応えが得られて良かった。衝撃結末のこの続き、一体どうなる?
リバース・ブラッド(4)
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一柳凪 小学館 2008年12月