SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

小説の感想を日々書き連ねるブログ

緋色のルシフェラーゼII

[著者:伊藤イツキ/イラスト:KeG/富士見ファンタジア文庫]★

 この愛欲の魔王(の転生体=来栖いずも)は相変わらず妄想大爆発だな。で、その後羞恥心に押し潰されて自爆して“もきもききゅー”ってなってごろごろ転がってまた妄想に耽って……いずもを蹴っ飛ばしたくてむずむずしてしまうのは何故だろう?

 いや、今回の場合は終盤の重要な局面で、いずもがなかなか決断下せなかったのを目の当たりにしたからだと思うんだけど……なんかね、どんな事になっても「ただ紺太の為に!」って覚悟を決められない辺りにイライラさせられたんだよねぇ(まあ確かにどっちも取り難い選択だったか)。もっとも、繭子やガブリエルに言わせれば“甘さ”となる要素が、良くも悪くもいずもらしい所なんだろうけど。

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