[著者:細音啓/イラスト:竹岡美穂/富士見ファンタジア文庫]★★
今回はただただ「なるほど! そういう事だったのか〜!」って気分。もうそれに尽きる。ずっと足りてなかったパズルのピースが一気に埋まるような手応えで、いやー何か色々とスッキリしたわー。
ここまでの一連の謎は、ミシュダルの行動原理が暴かれた事によって殆どが解かれたんじゃないかなと。逆に言うと、ミシュダルの根底にあるものが何か一向に掴めなかったせいで翻弄されまくってしまった……という事かな? ともあれ、ネイトとクルーエルの絆が深まると同時に無事日常が戻って良かった。でも、シャオがネイトに告げた言葉の意味や『名詠式』の本質やクルーエルの中のアマリリスの事など、未だ明確でない要素も結構残されている。
全ての歌を夢見る子供たち
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細音啓 富士見書房 2008年02月