SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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おあいにくさま二ノ宮くん6

[著者:鈴木大輔/イラスト:高苗京鈴/富士見ファンタジア文庫]★★

 なんか、短編集初期の頃は全然出番の無かった麗華が普通に登場するようになったな。その一方でいつまで経っても報われないのは峻護への想いなんだけど、短編集の方はコメディ色が強いので麗華が悶々とした鬱屈感を引き摺る事もなく、むしろ峻護への好意が良いアクセントになってるじゃないか、と。結局何を主張したいかって言うと「真由と麗華が一緒になって峻護に絡んでる短編エピソードは面白いな〜」って事。いやホントどれも良かったよ。

 こういう麗華を眺めた後に、書き下ろしの様子を見ると、どうしても「麗華ってめんどくせぇなぁ」って思っちゃうんだよな。まあそういう面倒臭い所も麗華の可愛らしい要素ではあるんだけど。

既刊感想:
ご愁傷さま
おあいにくさま