[著者:雨木シュウスケ/イラスト:深遊/富士見ファンタジア文庫]★★
主に女性メインキャラ補強の短編集。療養中のレイフォン、再会したリーリンにせがまれツェルニに着いてからの過去(の女性遍歴)を語るの巻。
……という流れなんだけど……こりゃどう考えても本妻(リーリン)が、単身赴任中だった亭主(レイフォン)の元へ押し掛け、愛人1号〜3号(フェリ、ニーナ、メイシェン)について問い詰めてる、って構図じゃねぇか。わざわざこの3人のエピソードをチョイスしてリーリンに掛けている辺り、狙ってやってるとしか思えない。まあ本編で今後直接絡んだ時どうなるのか色々と楽しみだな。うひひ。
天剣授受者エピソードは、ただただ「アルシェイラつええーー!」としか。もう反則的なまでに。
既刊感想:『鋼殻のレギオス』感想一覧
雨木シュウスケ 富士見書房 2008年03月