狗牙絶ちの劔1 ―刀と鞘の物語―

[著者:舞阪洸/イラスト:うなじ/富士見書房 富士見ファンタジア文庫]★

狗牙絶ちの劔1  ―刀と鞘の物語― (富士見ファンタジア文庫)

狗牙絶ちの劔1 ―刀と鞘の物語― (富士見ファンタジア文庫)

 タイトルと物語の内容から推察するに、香月が刀
で駿が鞘って事なんだろうけど、なんか両者の役割
関係が全く始まらないまま見せ場なく終わっちまっ
たなぁ。せめて狗牙絶ち衆の合同訓練に赴く前に、
駿が遊眞の修行の成果を見せて香月の刀を飲み込ん
だ謎を明かすべく、狗牙の孫か曾孫ともう一度対峙
する展開があって欲しかったんだけど……日本国内
での狗牙の生息数自体あまり多くないのか? 
 その辺の実体も含め、狗牙の存在やそれを討伐す
る役割を担う狗牙絶ち衆について、それに何故駿が
香月の刀を飲み込んでしまったのか、など提示され
た謎が何一つ明かされないままこんな形で終わった
もんで、ちょっと欲求不満が募ってしまったな。