黒乙女―シュヴァルツ・メイデン― 黒き森の契約者

[著者:玖野暮弥/イラスト:上田キク/富士見書房 富士見ファンタジア文庫]★★

黒乙女―シュヴァルツ・メイデン―  黒き森の契約者 (富士見ファンタジア文庫)

黒乙女―シュヴァルツ・メイデン― 黒き森の契約者 (富士見ファンタジア文庫)

 こんなにも“ツンデレ”で括ってしまってもいい
ものか? と思いつつ、登場人物達がことごとくヒ
ネクレ者なんだから仕方ない。何でダブルヒロイン
の両方共にこうも素直じゃないんだ? ツンデレ同
士のヒネクレっぷりが可愛過ぎてニヤニヤが止まら
ないじゃないか! ……まあとばっちり喰って付き
合わされる方は音を上げてしまいそうだけど。
 人間側のツンデレ(マリー)と異界側のツンデレ
(シェルーナ)が、互いの譲れぬ自己主張をぶつけ
合いながら絆を深めてゆくお話……多分。一冊で綺
麗に結末まで描き切った感じだけど、異界とシェル
ーナに関する設定でまだ眠っている部分もあるみた
いなので、その辺をちょっと覗いてみたいかも。