［著者：竹岡葉月／イラスト：よう太／富士見ファンタジア文庫］★★
たとえ雪国の女装がバレそうになっても、割とあっさり誤魔化せる程度の逃げ道はある。が、そのまま舞姫との入れ代わりを解除して終わらせてしまったんじゃ、到底雪国の本懐（＝蜜への想いを成就させる）を遂げる事は出来ない。さてどうする？
……と、いう状況からそれぞれが様々な想いを抱きつつ動き出してゆくのが今回の事。危惧してた雪国の女装バレに関しては、序盤の段階で軽く回避出来たのであまり気にしてなかったんだけど、よもや忘れた頃に足枷として現れた上に次巻まで引き摺る事になるとはねぇ。その辺り、偶然にも男の姿で念願の蜜と触れ合い真っ最中の雪国と、自分の感情を掴めず迷走しっ放しの舞姫にどう影響するやら。
Sh＠pple（3）
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竹岡葉月 富士見書房 2008年09月
