[著者:神坂一/イラスト:あらいずみるい/富士見ファンタジア文庫]★★
ちょっと! このままだと単に“覇王グラウシェラーが何となく気紛れ起こして人間世界で戯れてみたかった”で終わっちまうような気が! 思う存分リナ達と遊ぶ(=軽く戦いの相手してやろうかみたいな)だけ遊んでおいてさっさと退場してしまうとわ……せめて“降魔戦争の再現”云々の策謀について説明して行ってくれようグラウシェラーさん。
新装版あとがきによると、前巻と今回の内容がきちんと『降魔への道標』になっていて、次巻へ繋がっているんだとか。何か今回のラストを見るに、これで終わりでも良さそうだなーとか思ったんだけど(覇王(の一部)は一応退けたんだし)、でもまあ残った繋がりはきちっと描いて見せて欲しいな。
既刊感想:『スレイヤーズ』感想一覧
スレイヤーズ(13)
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神坂 一/あらいずみ るい KADOKAWA 2008年11月20日