[著者:舞阪洸/イラスト:うなじ/富士見ファンタジア文庫]★
『狗牙』という特殊な化物に対しての『狗牙絶ち衆』に『刀剣戦闘技術』という設定がありながら、戦闘殆ど無くてアクションシーン皆無ってのはちょっと勿体無いなぁと思った。今回みたく、内に篭って真犯人を追うミステリっぽい展開も嫌いではなくてむしろ好きな方なんだけど、この物語にはそういうの別段望んでなかったので、期待してた方向性とはかなりずれてしまってたかなぁと(狗牙とのバトルメインな展開を楽しみにしてたんだけど)。
盛り上がりという意味では、本編よりむしろ選択されなかった“駿の夢”での出来事の方が上回っていたような……。次は裏切り者見つけて不穏な空気払拭して、香月や駿が戦いに絡む所を見てみたい。
既刊感想:1
舞阪洸 富士見書房 2008年11月