SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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おあいにくさま二ノ宮くん7

[著者:鈴木大輔/イラスト:高苗京鈴/富士見ファンタジア文庫]★★

 短編シリーズ最終巻。真由が2度もぱんつはいてないとか割と酷い目に合っているのをはぁはぁしながら眺めつつ、最後は主要キャラ脇キャラ入り乱れた騒動劇の末の大団円に満足……と言った具合。

 長編の重苦しく殺伐とした“ラブコメを被った何か”に対して、こっちは最後の最後まで真っ直ぐなラブコメを貫いてくれたなぁと。長編は長編でラブコメを変化球で捻じ曲げたような挑戦意欲が面白いと感じられたりもしたんだけど、どっちが好きかと言えばやっぱり総じて短編集の方だったかな? 

 まあその辺は単純に好みの問題なのかも知れないけれど、あまり余計な過去のしがらみを背負わず、楽しく賑やかに騒動起こす峻護、真由、麗華の姿を常に眺めていられる所が好きだったんだよね。

既刊感想:
ご愁傷さま10
おあいにくさま