[著者:新井輝/イラスト:さっち/富士見ミステリー文庫]★★
シリーズ最終巻。例えば……健一の本性を知る第三者が、千夜子に向かって「健一はこんなであんなでヘタレな鬼畜野郎だから、このまま付き合っていても絶対幸せになれないし、別れた方がいいよ」と言った所で、「私の幸せをあなたが勝手に決めないで下さい!」とか彼女に突き返されそうだよな。
結局、健一と同じくらい千夜子の本質をまるで理解出来てなかったなぁ……と言うのを最後の最後で思い知らされた。たとえ後日談の蛍子とのアレな現場を見せられても、健一の傍に寄り添うのは千夜子が最も相応しい、って気持ちは変わらなかったな。
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しょーとすとーりーず
わん、つー、すりー、ふぉー
Room no.1301(#11)
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新井輝 富士見書房 2009年03月