[著者:雨木シュウスケ/イラスト:深遊/富士見書房]★
鋼殻のレギオス本編で、その出自が現時点でも大きな謎に包まれている、ディックことディクセリオ・マスケインが主人公の外伝エピソード。この巻に限って言うなら、本編で分からなかった部分の補強は一応為されていたけれど、それ以上に面倒臭い謎が増えてしまった、という感じだったかなぁ?
よもやディック本人ですら己の出自を知らず、それ故に翻弄され続けていたとはねぇ。ただ、分からない事を抱えながらのリンテンスやデルボネとの邂逅はなかなか興味深い内容で良かった。さて、この先ディックはニルフィリアと共に何処へ行くのか。
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