[著者:八街歩/イラスト:深崎暮人/富士見ファンタジア文庫]★★
シリーズ第5巻。対エリザベート最終決戦。最凶の敵対者であるエリザベートに関しては、期待以上の狂気に満ち溢れる圧倒的存在感を終始見せ付けてくれた形で、凄く魅力的に描かれていて良かった。
エリザベートは絶対唯一の自分自身しか認めない孤独を生きる存在だったんだけど、彼女の思考を唯一人真に理解するに至ったナナという少女は、エリザベートがどんなに罵詈雑言を撒き散らしても、やっぱり特別な存在だったんじゃないかなぁと。
んで、一方ナイトとヨルは……まあ、言いたい事はちゃんと伝えた方が良いと思うよ。お互いにね。
既刊感想:ナイトサクセサー〜夜を継ぐ者
フェイクマスター〜虚夢を語る者
フールジェスター〜道化る愚か者
ザ・パーティー〜生贄をふるうモノ
ぼくと彼女に降る夜(ルナティック・ルーラー〜狂濫を)
posted with ヨメレバ
八街歩 富士見書房 2009年03月