[著者:細音啓/イラスト:竹岡美穂/富士見ファンタジア文庫]★★
最後にクルーエルがこうなったのは自然の摂理であり、名詠式という世界の中ではごく当たり前の事であり、納まるべき所に納まった……で、納得出来るかー! ってのがネイトの気持ちだろうかね。
しかしながら、クルーエルが覚悟を決めて辿ったひとつの結末が名詠世界では絶対的な常識、というのも確かな事実だよなぁ。つまり、ネイトがこれからやろうとしている事は、名詠式の常識を根底から覆す行為に等しい訳で……まあでもここまで来たら、あとはもうネイトがクルーエルを迎えに行って、二人で無事に帰って来れる事を願って待つのみだ。
既刊感想:I、II、III、IV、V、VI、VII、VIII
ソフィア、詠と絆と涙を抱いて
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細音啓 富士見書房 2009年03月