[著者:杉井光/イラスト:植田亮/電撃文庫]★
クラシックやロックに詳しくなくても、物語の流れにはそれなりに付いて行けるけど、理解していた方が多分数割増しで楽しめる。ギターやベースやドラムの知識に関しても同様。まあこの辺はねぇ、現実に趣味として音楽鑑賞や楽器演奏が入ってないと、ナオの知識を追って行くのは厳しいのだろうなぁ。なので、文章の中で奏でられている“音”は若干拾い難かったかも知れない。そこが心残りだった。
あとは、もっと真冬の本音を彼女自身から聞きたかったかも。言葉少なで内に秘めるタイプの様だけど、今後ナオはどう真冬の心を解して行くのかな?
さよならピアノソナタ
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杉井光 アスキー・メディアワークス 2007年11月