[著者:杉井光/イラスト:岸田メル/電撃文庫]★★
ナルミ(がやらかした事)に奇跡は起こったけれど、どれだけの奇跡を起こしてしまったか? という規模に関しては……誰も明確には掴めなかったのではないかなぁ。唯一、あえて多くを語ろうとしないアリスだけは、奇跡の規模の程度を把握出来ていたようにも見えたけど。まあ一介のニートがほいほい手を出す領域じゃないよなー、ってのが今回のを読んで特に強く感じた事で。ナルミはヘタレなんだか強いんだか無謀なんだか勇猛果敢なんだか……良く分からんヤツだな。こういう身を削る行為を続けて、いずれ壊れやしないかと不安ばかりが募る。
既刊感想:1
杉井光 アスキー・メディアワークス 2007年06月