SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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“菜々子さん”の戯曲 小悪魔と盤上の12人

[著者:高木敦史/イラスト:笹森トモエ角川書店 角川スニーカー文庫]★★

 シリーズ第2巻。ことごとく自分の意図通りに宮
本を誘導してみせる菜々子さんも凄いが、菜々子さ
んの意図を読んで彼女のシナリオ通りに誘導されて
みせる宮本もかなり凄い奴なんじゃないか? さす
が菜々子さんが目を付けた逸材ってとこかな。
 でも、宮本からしてみれば「これって恋……です
か?」と気付いた所で、想い人には既に大切な存在
が居たという。そりゃ切ない溜息も漏れるわ。この
続きあるのか分からないけど、宮本が菜々子さんに
踊らされる別のシナリオもまた見てみたいな。

既刊感想:Nの悲劇と縛られた僕