瑠璃色にボケた日常

[著者:伊達康/イラスト:えれっとMF文庫J]★★

瑠璃色にボケた日常 (MF文庫J)

瑠璃色にボケた日常 (MF文庫J)

 第8回MF文庫Jライトノベル新人賞『佳作』受賞作。  幽霊、霊障、怨霊、守護霊、除霊、などなど、生 きた人間と死した霊との繋がりや付き合い方に関す るあれやこれやのお話。あとは漫才のボケとツッコ ミの要素などが深く関わっているのですが、幽霊と ボケ&ツッコミの融合とはなかなか興味をそそられ る面白い試みだなと思いながら読み進めてました。  主人公の紺野孝巳が幽霊に憑かれてお祓い頼みに 行ったら、何故かお笑い研究会のツッコミ担当にさ せられてしまいました。ちょっと良く分からない展 開になっていたので、幽霊とツッコミの要素ってあ んまり噛み合わなさそうだなとか思ったのです。  実際には話が進むに連れて、そんな不安や疑問は 徐々に払拭されて行ったわけですが。瑠璃のお笑い への拘りにも一応意味があって成る程納得でしたし、 孝巳のツッコミの才能も幽霊相手に無くてはならな いモノだったので。結果的には幽霊関係とお笑い要 素が意外とうまく噛み合っていて良かったですね。  今回の問題事項は解決を見ましたが、瑠璃と翠の 主張は真っ向対立なので、親友と言えどまた何処か でぶつかるかも知れませんね。そんな時に孝巳の冴 え渡るツッコミ技能が救いになるのだと思います。