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六花の勇者

読書感想

[著者:山形石雄/イラスト:宮城/スーパーダッシュ文庫]★★★

六花の勇者 (六花の勇者シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)

六花の勇者 (六花の勇者シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)

 この世に破滅をもたらす邪悪な存在『魔神』が目
覚める時、必ず現れると言われる世界を救う力を持
つ六人の勇者。選ばれし六人は『六花の勇者』と呼
ばれ、魔神復活を防ぐ為に結集します。ところが、
結集の場所に居合わせた勇者は七人。その中の一体
誰が紛れ込んだ偽りの“七人目”の勇者なのか? 
 本編の主人公的存在であるアドレットは、“七人
目”の罠にはまり真っ先に容疑者扱いされてしまい
ます。本当の味方達からも信じて貰えず見放され、
窮地に立たされたアドレットは、容疑を晴らすべく
“七人目”の正体を暴く為に決死で奔走します。
 七人目の勇者の正体ですが、これは最後の最後ま
で分からなかったです。真相を知りたい欲求が牽引
力になって、ぐいぐい惹き込まれました。途中の文
章中にヒントが仕込まれているかと思って注意深く
読んでましたが、さすがにそう簡単には分かる訳も
ないですね。最後まで本当に面白かったです。
 しかし六花の勇者の内部崩壊を目論む上位凶魔は、
勇者達より一枚も二枚も上手じゃないですか。翻弄
されっ放しでしたし……この世界大丈夫かな? し
かもやっと解決したと思ったら、更に混乱の火種が
ぶち込まれましたし。思わず「いっその事もう七人
でもいいよ!」とか言いたくなりましたよ。本物の
六人の勇者の苦難はまだまだ続きそうですね。