神滅騎竜の英雄叙事詩

[著者:湖山真/イラスト:夕仁/このライトノベルがすごい!文庫]★★

 毎週『災曜日』と呼ばれる日に大量に出現し人間
達の命を脅かす、謎の巨大な異形『災神』。異形達
に立ち向かう術は殆ど無く、24時間後に例外なく
突如消滅するまで気を逸らし各都市から遠ざけて耐
える事しか出来ない。そんな状況が延々と続く中、
災神に止めを刺す事の出来る『竜騎士』と呼ばれる
存在が、絶望の戦場を戦友の竜と共に駆け抜ける。
 この物語は現実の七曜日と同じく、一週間で七通
りの呼び名が存在します。何時何処で誰が何故その
様に定めたのかは描かれていませんでしたが、これ
は人間基準じゃなくて災神基準で定められた感じが
しました。まるで災神が現れたのが切っ掛けでそん
な風に定められたかの様な、災神の被害に沿って決
定付けられたかの様な……そう考えてしまうと、救
い様の無いくらい徹底的に人間側が劣勢に立たされ
ている様で、もう絶望感しか抱けませんでした。
 毎週こんなじゃ一般市民は勿論、護る立場の騎士
達にとっても生き地獄じゃないですか。存在が謎だ
らけの災神の事が解明されてゆくに連れて、希望も
見出せる様になって来るでしょうか? コーキやフ
レデリカの戦いが、その場凌ぎの空しい結果にしか
なっていない現状を何とか打開して欲しいですね。

本書は宝島社様より頂きました。有難う御座いました。