現代日本にやってきたセガの女神にありがちなこと (電撃文庫)
- 作者: 師走トオル,KEI
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2013/12/10
- メディア: 文庫
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歴代のセガハード(セガが発売したゲーム機の本 体)が女神様という設定で、そのセガの女神様が擬 人化して日本の地上に降り立ち、主人公の実家の神 社に住み着いてしまう辺りから物語が始まります。 タイトルにピンと来なければあんまり手に取らな いとは思いますが、最低限10年〜20年程前の家 庭用ゲーム機事情を知っていないと楽しみ所が分か らない。その頃ゲーム好きだったなら充分楽しめま す。更にセガ信者ならその10倍位どかんと盛り上 がれそうですが、同時に多大な敗北感を味わう事に もなりそうです。この辺は読み手次第でしょう。 ゲームハードで躍進出来なかった事を、夢実(ド リームキャストの神)もほたる(セガサターンの神) も自覚している為、かなり劣等感や負け犬根性が滲 み出ています。それでも自分の性能に自信を持って いる所で、明るさや楽観的な雰囲気が保たれている のかも知れません。まだ登場していないセガハード や、勇雄のお姉さんとかも出て来て欲しいですね。