独創短編シリーズ2 野崎まど劇場(笑)

[著者:野崎まど/イラスト:森井しづき電撃文庫]★★★

 カバー表紙から本編の端から端を通って裏表紙を
経てカバー裏に至るまで、一冊満遍なく遊び心が詰
まってます。やりたい放題なのは前巻以上、それ故
に絶賛の「おおぉぉ!」と微妙の「う、う〜ん……」
の好みの声の落差も前作以上に激しかったかもです。
 イラスト・写真主体のは「ずるい!」と思いつつ
も、面白可笑しさが素直に伝わって来るので嫌いに
なれません。作品2のカフェのとか作品21のねこ
さんぽとかです。オチの意外性にやられたのが作品
22の「クウ!」。思わず再読しちゃいました。
 一番気に入ったのは巻末ミステリー。かなり遊び
過ぎでふざけている様にも見えましたが、このスペ
ースをこう使うセンスがもう堪らないですね。

既刊感想:独創短編シリーズ 野崎まど劇場