- 作者: 椎田十三,憂姫はぐれ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2015/03/10
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (10件) を見る
第21回電撃小説大賞『銀賞』受賞作。 たとえどんな活動であれ、異性と二人きりで放課 後の部活動を謳歌している時点で、更に仲間達と楽 しくやっている時点で、既にリア充とは言えないだ ろうか? 主人公の高砂はそれを理解している上で 矛盾した態度を取り、領家薫が恋愛リア充に目覚め るのを阻止してるから「面倒臭い」となります。 素直に受け入れりゃ楽になれるのにね、と思いな がらもそうならないから面白い。面倒臭い所がクセ になる。高砂自身どうしたいのか分からず混乱して ましたが、こっちも「一体どうしたいんだよお前は」 状態で、そんなのも含めて反恋愛活動は見ていて楽 しかったです。傍からそんな風に見えてるって事は、 紛れもなく“リア充”って事なんだけどなあ。