モーテ ―死を謳う楽園の子―

[著者:縹けいか/イラスト:カズキヨネMF文庫J]★★★

 シリーズ第2巻。扱われているテーマは一緒で舞
台は別の新展開。『モーテ』と呼ばれる奇病自体が
重いものなので、話もまた暗くなるだろうかと構え
てましたが、前巻と比べたら穏やかな方でした。
 そうは言っても『モーテ』と関わる以上、死に直
面する事は免れませんけど。それでも罹った子供達
を受け入れる環境が良かったからか、子供達の前向
きさがあったからか、嫌な空気が溜まる事はなかっ
たです。好きな様に生きて、望んだ形で最期を遂げ
る。ジラやパヴェルに見る事が出来たお陰かな。
 でも、本当は生きて欲しい。最後のアミヤは多分
そういう事なんでしょう。一見幸せであっても『モ
ーテ』の闇が付き纏う。どうにかならないかなあ。

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