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超飽和セカンドブレイヴズ ―勇者失格の少年―

読書感想

[著者:物草純平/イラスト:こちも/電撃文庫]★★

 「“勇者”ってそもそも何だろう?」と、考えさ
せられました。その意味も扱われ方も、盛り込まれ
た作品によって様々があるのだろうと思います。
 ひとつイメージがあるのは、その世界や舞台にと
って特別な存在と言う事でしょうか。そんな特別な
事が、この物語では全く特別ではなく当たり前の日
常に組み込まれている。だって全人類が定められた
勇者の素質を持っているんだから仕方ないんです。
 あるのは勇者格差社会。そこから生まれる歪んだ
何か。一般市民的な位置付けの下層勇者の考え方も
覗いてみたいですね。歪んだ思想を抱くのは力持つ
者達ばかりなのか、それとも護られる立場の側にも
そういった歪みが存在するのか。気になる所です。