命がけのゲームに巻き込まれたので嫌いな奴をノリノリで片っ端から殺してやることにした2

[著者:中田かなた/イラスト:ともぞ/HJ文庫]★★

 売りのひとつであるゲーム内容について。文章で
楽しむにはシンプルかつ奥深いものが好きです。主
人公のクズっぷりを生かすよう、連動させて創造す
るのは容易ではないと思いますが、そこは腕の見せ
所でしょうか。今回のゲームに当て嵌めると、丁半
賭博ゲームが最も面白かったです。ゲームは単純明
快、和馬の仕込みも分かり易かったですし、駆け引
きの奥深さや結末の意外性も含めて楽しめました。
 前巻のオチはともかく命を賭けた殺し合いの体で
進められていたので、緊張感はそこを超える程は無
かったです。ただ、その緊張感の緩さにもちゃんと
意味があったのにはしてやられました。そして、終
盤の二転三転の展開にも充分に惹き込まれました。

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