異世界図書館へようこそ

[著者:三萩せんや/イラスト:伍長/角川スニーカー文庫]★★

異世界図書館へようこそ (角川スニーカー文庫)

異世界図書館へようこそ (角川スニーカー文庫)

 色々簡略化されているのは、最早「だって異世界
だから」の一言で片付けてしまってもいいのかも知
れません。言葉の違いの壁、文化や生活環境の違い
の壁、言い出してしまったらきりが無いですし。
 ただ、書籍が存在しない世界で、更に基本日本語
の文章を一切理解出来ない種族の中にあって、たっ
た一人の異世界転移者がそれらを乗り越えるには恐
ろしく高い壁だと思ったわけですよ。その辺りは簡
略化せずにもうちょっと頑張って欲しかったです。
 まああんまり過酷だと精神的な脆さのある優一は
ポッキリ折れてしまいそうですし、苦痛が強めなの
も疲れますし。眺める側からすればこれ位の緩さが
心地良いのかなあ、なんて感じたりもしました。