- 作者: 白鳥士郎,しらび
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2016/09/14
- メディア: 文庫
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八一の側に寄っていた部分と、あいを中心に描か
れていた部分と、これまで半々か、或いはあいの方
がまあまあ多かったかなという印象でした。多分八
一の一人称視点が殆どなので、あいがメインであっ
ても八一の存在感が大きかったのかも知れません。
対して今回、八一は割と横に放り投げる感じで、
女流棋士の存在や対局についてがっつり語られてい
たので非常に満足させて貰えました。多くは現実と
通ずるものがあるんだと思います。そうやって想像
しながら読んでみて、その熱量の凄さに圧倒されて
しまいました。表向きは華やかさを際立たせて通っ
ていても、本当は華やかなだけではない、泥臭くて
複雑な感情が対局の中で渦巻いているんだなと。
既刊感想:1、2、3