尾木花詩希は褪せたセカイで心霊を視る

[著者:紺野アスタ/イラスト:竣成/ダッシュエックス文庫]★★

 信じるかどうかは人それぞれとして、これは心霊
写真だと断言して貰った方が、受け手にとっては分
かり易くて把握し易い。従って、写真を見て卓馬が
抱いた印象に共感を覚え、写真を撮った詩希自身か
ら発せられる表現は把握し難い、となりました。
 二人が写真に写っているモノを通じて何かしらの
繋がりを感じたのでなければ、決して交わる事も分
かり合えることも無かっただろうなと。信じ抜いて
いる人と、信じる事を拒否する人とでは、どれだけ
やりあっても平行線でしょうからねえ。題材となっ
ている写真については、素人には正直何が良くて何
がダメなのか判別は容易じゃないですから。あれこ
れ感想差し込むのに躊躇いを抱いてしまいました。