SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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ようこそ実力至上主義の教室へ5

[著者:衣笠彰梧/イラスト:トモセシュンサクMF文庫J]★★★

 二学期のイベントは体育祭からスタート。純粋に
身体能力の優劣によって勝敗が決まる内容なので、
競技中に細工を仕掛ける機会はあんまりないんじゃ
ないだろか? と思ってました。幾らでも戦況を引
っ繰り返せそうなこれまでとは状況が違うなと。
 でも、実際には競技当日を迎えた時点、始まる前
から既に粗方終わっていた……と、気付かされたの
は終盤で真相が明らかにされてからですけどね。
 相変わらず、腹に一物抱え込んでいる奴等は見て
いて吐き気がする程気持ち悪いです。その筆頭が主
人公なのはどうなの? と言う問題はさておき、こ
れは綾小路が表舞台へ踏み出したって事なんでしょ
うか。状況変化の予感はしますがさてどうなるか。

既刊感想:4.5