我が驍勇にふるえよ天地4 ―アレクシス帝国興隆記―

[著者:あわむら赤光/イラスト:卵の黄身/GA文庫]★★

 アラン率いる陽動部隊の方がメインで、そちらの
アレクシス軍とアドモフ軍の軍師同士による戦況の
転がし合いは面白かったのですが、一方その頃のレ
オナート軍本体の方がちょっと拍子抜けでした。
 裏工作で物理的に壁を破壊する、割と地味な作業
工程だったのもあるでしょうけど、リント奪還はレ
オナートにとっての悲願の筈なのに、容量不足だっ
たせいかどうにもあっさりな手応えで盛り上がりに
欠ける印象でした。これは勝敗はともかく陽動部隊
の成果があったからこそ、レオナート側の作戦がト
ントン拍子に運んだと捉えるべきでしょうかね。
 話の流れを見るに、ここまでよりもここからが本
番な雰囲気はあるので、盛り返しに期待してます。

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