- 作者: 犬村小六
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2018/01/18
- メディア: 文庫
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あまりにルカの侵攻が順調過ぎて逆に怖い位だっ たし、ジェミニの姦計が読み手側からは丸見えだっ たし、こうなる予感は充分に抱かされますよね。 しかしそれにしても、上がりっ放しの高揚と、容 赦なく突き落とされる絶望と、更にその先で何が何 だか理解が及ばない茫然自失と、まあとにかく今回 は色んな感情があっちこっちに揺れまくりで精神的 にくるものがあって疲れました。これが心地良いだ けなら読後感もスッキリ出来そうなものですけど、 ルカにとってはそうでない方の現実が重くて、読ん でいる途中で絶望感に潰されるかと思いました。 一応重要事が一つ種明かしされましたが、この影 響でより混迷を極める展開になりそうな感じです。 既刊感想:1、2、3、4