SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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ようこそ実力至上主義の教室へ7.5

[著者:衣笠彰梧/イラスト:トモセシュンサクMF文庫J]★★

 前巻から三学期への繋ぎを兼ねたクリスマス前後
のエピソード集。本来なら清隆と佐藤麻耶とのクリ
スマスデートがメインイベントとなる筈なのに、そ
れ以外の遭遇イベントの方が、極めて重要度高めな
描き方なのがこの物語らしいと言うか何と言うか。
 清隆自身が恋愛感情分からないと言っているので、
そもそも色恋沙汰を期待するのが間違ってるんです
けど、普段から腹の探り合いやら陥れ合いやら神経
擦り切れる事ばっかりやってるんで、デートの件に
関しては珍しく心穏やかに眺めていられました。
 そんな中、終始心穏やかでいられなかったのが軽
井沢恵。最早正ヒロインでもいいんじゃね? って
程の扱いで、なかなかに楽しませて貰えました。

既刊感想:4.5