剣聖の私がお前を好きだと? 笑わせるな! 大大大好きなのだ!

[著者:秋月月日/イラスト:戌角柾/富士見ファンタジア文庫]★

 第30回ファンタジア大賞『銀賞』受賞作。

 これ、小説家になるって設定、要ります? 好き
な人に想いを伝えたい手段にするのであれば、もっ
とシルフィが小説執筆する描写を重視すべきだった
のでは? 最初の決意の一言から、どんな感じでシ
ルフィのうれし恥ずかし身悶えるような妄想全開の
小説執筆風景を見せてくれるんだろう? って凄く
期待を寄せていたのに、全くと言っていい程作中で
その様子に触れてくれなくてガッカリしました。   
 ダンジョンでの魔物観察がメインなので、魔物観
察する振りしてミストを観察して、充分把握した上
で告白に踏み切るとか、その展開の方がまだ納得出
来たのかなあ。シルフィが告白する手段に選んだか
らこそ、余計疎かにはして欲しく無かったです。