[著者:細音啓/イラスト:猫鍋蒼/富士見ファンタジア文庫]★★
キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦4 (ファンタジア文庫)
- 作者: 細音啓,猫鍋蒼
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2018/04/20
- メディア: 文庫
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ネビュリス皇庁側の王位継承権争い。伏線ガンガ ン貼りまくっていて、「それどういう事?」が後々 「そんな事あったっけ?」に変化しないか不安にな る程度の引っ張りぶり。シスベルだけが気付いてい る内部の“悪意”、サリンジャーが天帝から受けた レポートを見ての発言、最後の女王とイリーティア の会話。どれもこれも思わせぶりで、あまり先延ば しし過ぎると重要なやり取りすら薄れてしまいそう なので、あまり間を置かず明かして欲しい所です。 シスベルが一人抱え込み過ぎで、イスカは己の信 念の為に彼女の嘆願を受け入れない、と言う何とも スッキリしない雰囲気が漂っていたので、前述の種 明かしも含めて事態の進展と好転を願っています。 既刊感想:1、2、3