六人の赤ずきんは今夜食べられる

[著者:氷桃甘雪/イラスト:シソ/ガガガ文庫]★★

六人の赤ずきんは今夜食べられる (ガガガ文庫)

六人の赤ずきんは今夜食べられる (ガガガ文庫)

 第12回小学館ライトノベル大賞『優秀賞』受賞作。

 何で関わった? 何で首突っ込んだ? って思
わず突っ込みたくなりましたけど。通りすがりの
赤の他人で、村人達に再三警告を受けたにもかか
わらず。過去の罪悪をそそぐにしても、ここで命
を懸ける必然はなく、見殺しにした少女とバラず
きんに関連でもあれば、少しは納得出来たかも知
れません。結局は関わらなくてはならない運命を
感じたから、とかで落ち着けるべきなのかな。
 猟師の行動に少々不満は募りましたが。絶対に
良くない事が起こるだろう、と臭わせる雰囲気作
り、相次ぐ獣の襲撃による追い詰められ方、獣や
魔女の正体と事件の種明かしに至るまで、惹き込
まれる部分は色々とあって充分に楽しめました。